はじめての"SCOTCH GRAIN"
スポンサーリンク
転職活動を続けて2ヶ月。
普段はスーツを着ない仕事に従事しているので、スーツを着て面接に行くことは未だに慣れません。そして現役で使用しているのが、大学の就職活動時に購入したリクルートスーツのセットだということもモヤモヤとした不満であります。
社員総会などでしか着る機会が無かったので今まで全く気にすることがなかったのですが、就職セミナーや1次選考のセミナーなどに参加すると、否応なしに意識させられます。
私はブランドには疎い全くの素人ですが、それでも「良いスーツだろうな」と感じるスーツは、素材の良さや仕立ての良さが見て明らかです。違いがヒシヒシと伝わってきます。本物特有のオーラ、とでも言うのでしょうか。
さすがに私も、もういい歳した社会人。いつまでも大学生時代に揃えたリクルートスーツセットで身を纏うのは恥ずかしいものがあります。かと言って、高額なブランド品で身を固める財力もございません。
少しだけ悩み、私はスーツではなく、靴にお金をかけることにしました。
「お洒落は足元から」
私はこの言葉を幼少期から信じ、実行してきました。
昔からとにかく、着る服よりも履く靴の方にお金をかけてきました。
特に親からそういった教育を受けた記憶もありませんし、どうして自分がこういう信念を抱いているかは不明ですが、きっと紳士靴を大切に履いていた祖父の記憶や、ブーツを大切に手入れする叔父の姿が、無意識に私をそうさせているのかもしれません。
そんな、履くものにだけはこだわりを持っている私が選んだのが
スコッチグレインの「ブローデンⅡ」。
上質な本革で作られていて、手入れをきちんとすれば長期間使用することができるものであること。冠婚葬祭でも使える、内羽根のストレートチップであること。そしてセンスの良い、品格を感じる靴であること。
これらをすべて満たしていて、試着した瞬間に「ビビっ」ときて、即決しました。もちろん「なんとか自分の手の届く範囲内の価格であったこと」という大前提をクリアしていての即決です。
帰って調べてみると、「オーセンティックであり続けることに拘るのも、男のファッション。どんなに時代が変化しても変わらぬスタイルで、頑固にジェントルマンの道を進む、英国紳士の生き方が変わらぬ人気があるのも事実。」という商品のキャッチコピーを見つけ、ますますこの靴が好きになりました。
大事に大事に育てて、嬉しい記憶も悲しい記憶も、この靴に刻んでいこうと思います。
新しい相棒は「私の元に来て良かった」と思ってくれるかな。