読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Home Grown!

日々の気付きや考えの記録です

成功は1万時間の努力がもたらす

思考

f:id:sombrero8924:20170212222431j:plain

2017年2月に搭乗したハワイアン航空の機内誌に書かれていた、アーティストのショーン・ヨロさんが信じているという言葉が印象的だったので書き留めておきます。

「成功は1万時間の努力がもたらす」

1万時間とは約417日で、約14ヶ月、約1.2年のこと。1日に8時間の時間を確保することができれば約3.6年で、1日に6時間の時間を確保できれば約4.8年で、1日に4時間の時間を確保することができれば約7.2年で、成功を手にするための準備ができるということです。

ということは「石の上にも三年」ということわざは一部合っているし、一部合っていないということになります。なぜかというと、一般的なサラリーマンは8時間勤務ですが、土日祝日は仕事をしないので3年間勤めても1万時間には到達しないのです。

しかしいずれにせよ、大事なのは1.2年間、目標からブレずに努力することができれば成功をするチャンスが掴めるということですので、それだけの気概を持って、腰を据えて一つのことを極めていくことが重要だといえます。

カスタムIEMの修理とそれに貼る絆創膏

オーディオ 生活

目次

 

f:id:sombrero8924:20170203002630j:image

カスタムIEMはやっぱり良い

昨年の夏から使用しているオンキョーのカスタムIEM("In Ear Monitor"の略。以下、イヤモニ)のIE-C2が故障したので、しばらく修理に出していたのですが、それが先日ようやく無事に戻ってきました。その約1ヶ月の間、他のイヤホンやヘッドホンで音楽を聴く気にほとんどなれず、おかげさまで読書が捗りました。

それほどイヤモニの音は一度知ってしまうと後には戻れなくなります。海の中にいるような密閉感とスタジオで聴いているかのようなダイレクトでクリアな音、そして自分の耳と一体になる他では感じられないあの独特の装着感は、イヤモニならではです。

修理までの塩対応

今持っているイヤモニは東京のギブソンストアで作ったものですが、修理の依頼は購入店舗ではなくて直接自分でオンキョーの修理窓口に問い合わせをしないといけないとのこと。問い合わせの方法は電話かメールの2通りがあるのですが、どちらもこれまた曲者で。メールはフォームから入力・送信をしてもレスポンスがなく「本当に送れたの?届いてるの?」と思ってしまうし、レスポンスも遅い。一方のコールセンターも、平日10:00-18:00しか受け付けていない上に昼間はほとんど電話がつながらないという散々な状況。

オンキョーは良い製品を作っている(と思う)だけに、こういったカスタマーサポートがおざなりになっているのが残念。メールシステムも新しいものを導入すべきだし、コールセンターもいっそのこと、基本的な受け応えはすべてAIにしてしまえば良いのに。

ということでスムーズに進まないフローに若干イライラしながらも「修理してもらわなきゃ絶対に困る」という一心でオンキョーの鳥取工場になんとかIE-C2を送付し、無事に修理をしてもらうことができました。

故障原因と今後の対策

今回の故障は片側のイヤホンの音が極端に小さくなってしまったことなのですが、修理内容としてはBA(バランスド・アーマチュア)の交換だったようです。ですがこれでは今回の故障の原因は結局分からないため、再発防止のためにも修理するだけでなく「故障原因と考えられること」を顧客に対してフィードバックしても良い気がする。安価な物ではないのだから。

と、不満はここまでにして、今回の故障原因は恐らく湿気と汚れ(耳垢)だと思っているので、また同じようなことで故障しないために色々と知り合いやネットの情報を頼りに以下の製品を検討しました。

カナルワークス「スウェットガードPro」

www.canalworks.jp

Hearing Components "Adhear CerGd"

www.e-earphone.jp

イヤモニに貼る絆創膏

前者のカナルワークスのものはいまいち使い方のイメージが分からないし、「フィルターが出てきて耳の中に残ったりしないの??」という一抹の不安も合ったので、結局後者の"Adhear CerGd"(アドヒアー・セルガード)にしました。

f:id:sombrero8924:20170203002459j:image

アドヒアーはイヤモニに絆創膏のようなものを貼り付け、それによってイヤモニや補聴器の中に汚れが入るのを防ぐもので、その名前の通り「イヤモニに付けて(Ad Hear)、耳垢を防ぐ(Cerumen Guards)」というものです。

f:id:sombrero8924:20170203002721j:image

こちらが取り扱い/取り付けの説明書。英語・スペイン語・フランス語などで書かれていますが、日本語の表記はなし。まあイラストがあるので文字を読まなくても何となくわかります。要は「ちゃんと貼ってね」ということです。

あとこれは購入後にこの説明書を見て初めて気づくことなのですが、買うべきサイズは「音が出る穴のサイズ」ではなく、「音が出る穴がある、面のサイズ」です。今回はたまたま購入した5mmが幸いにもジャストサイズだったので良かったですが、最初どれを購入したものか判断ができなかったです。

f:id:sombrero8924:20170203002703j:image

そしてこちらがIE-C2に装着した感じです。圧倒的にカッコ悪くなりました。ですが故障してまたBA交換となると一体何万円かかるのか恐ろしくてしょうがないので、一旦はこれで使用していきたいと思います。

音や装着感に関しては特に違和感もなく、見た目以外は非常に良い製品だと思います。あとは肝心の保護能力ですが、これは経年変化を見てみないと何とも言えないですね。

 

ということでまた念願のイヤモニ生活に戻れるという、カスタマーサポートに対するクレーム混じりの、嬉しさに満ちたポストでした。

顧客志向を貫き続ける勇気

思考 ビジネス

記事目次

 

顧客志向を貫き続ける難しさ

自社の既存ビジネスを守るための戦略ではなく、顧客に対して良質な製品・サービスを提供していくためにはどうすれば良いのか。どんな状況においてもそれを高いプライオリティをもって事業を運営していくことが重要だということは、経営者でなくとも企業に勤める人であれば想像に難くないと思います。

そして企業本位の経営を続けていけば徐々に顧客は離れていき、気がついたときには企業体質的にもう手遅れになっているか、後発のライバルに追いつけないほど追い抜かれている、などといった結末が待っていることも同じく想像に難くないと思います。

ですが、意外とこういったことが当たり前のことが、当たり前のように実践されないのが現実。

それは築き上げられたビジネスの湯温が徐々に変化しているのに、それに気づくことができない「茹でガエル」のような状況だったり、世の中の変化に合わせて自らが変化することを拒むことが原因にあると思うのですが、一番の原因はどんな状況下でも顧客志向を貫き続けられる勇気が足りないことにあるのではないかと思います。

ビジネスが上手くいっているときも、上手くいっていないときも、「顧客のことを第一に考えた製品・サービスを作っていくことが大事だ!」というコンセンサスを会社内・部署内で持たせられるかどうか。たとえ顧客からのクレームの声があがってきているのに「いまは売上最優先でこのままどんどん売っていこう」「売上が苦しくなっているのでコストカットをして利益を確保していこう」という意見が強くても、「いやそうじゃない」と、顧客のことを第一に考えることを声を大にして発言する勇気を持てるかどうか、だと思うのです。

 

ミシュランの製品開発フィロソフィーが勉強になる

フェルディナント・ヤマグチさんが日本ミシュランタイヤ ベルナール・デルマス社長に対して行ったインタビュー記事がそれを端的に表しているので、以下に引用します。

ミシュランの来季の利益だけを考えたらそうかもしれない。しかし、50年後のミシュランのことを考えたら、それはやったほうがいい。やるべきです。会社のためにもやったほうが良いし、未来の社会のためにもやったほうが良い。

―あれから60年、ミシュランは潰れていない。

思い出して下さい。これはミシュランが1950年代にラジアルタイヤを発売したときと同じ議論です。ラジアルタイヤの寿命は、バイアスの倍以上です。うんと長持ちする。全てがラジアルになってしまったら、我々の売り上げは激減して、ミシュランは潰れてしまう。ラジアルタイヤが世の中に出た時に、本当にそんな議論が有ったんです。

日本ミシュランタイヤ ベルナール・デルマス社長の言葉

business.nikkeibp.co.jp

 

C2Cビジネスが増加してくると「顧客志向」の重要性は高まる

最近、クラウドファンディングで個人の方がユニークなアイデアで資金を集めたり、個人のライターやジャーナリスト、漫画家が有料コンテンツを販売する「cakes(ケイクス)」や「note(ノート)」が盛り上がっていますが、こういったC2Cビジネスや、C2B2C、D2Cビジネスなどが伸びてくると、必然的に「個」に焦点が絞られた「顧客志向」のサービスが増加してきます。そうなるとこれまで以上に「顧客のことを第一に考えた製品・サービス設計」が重要になってきます。

 

顧客満足度」と「伸び率」という考え方

そこでヒントになるのは「伸び率」という考え方なのではと最近思うようになりました。『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』の2017年2月号に掲載されているキングコング西野さんのインタビューに「本当の『幸福度』というのは"クオリティー"ではなく"伸び率"だと思う」という一文があるのですが、これには「ナルホド」と思わされます。

どういうことかと言うと、普段テストで0点を取るような子が50点を取ったときと、普段90点を取るような子が80点を取ったときに起こることです。前者は喜べますが、後者は喜べない。つまり、製品のクオリティやスペック・値段などの数字の「絶対値」を追い求めても人は幸せを感じられなく、より良い方向に進んでいると感じられる「伸び率」に幸せを感じるのではないか、ということです。

そしてこの「伸び率」という考え方は、顧客志向を貫き続けてきたからこそ気づけたことだと思うのです。この考え方は、これからの時代のコンテンツ制作だけでなく、製品・サービス設計においても重要な考え方だと思いますので、ぜひ一読されることをオススメします。