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日々の気付きや考えの記録です

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アウトプットとインプットの比率について

2016年末、世間を騒がせたDeNAの医療系メディア「WELQ」の不祥事。著作権を軽視した転用の横行や、不正確な医療記事が大きな問題となりました。

1日に100本以上も記事を更新していたとのことですので、仮に1本1本きちんと取材等を行ってまとめ記事を書いていたとしたら膨大な労力を要することは容易に想像ができます。

では一体1本の記事を書くためにどれぐらいの取材、もしくはインプットが必要なのでしょうか。私は仕事柄、文書を書くことも多いので、アウトプットとインプットの比率については常々感心を抱いておりますが、その一つの解がJMM村上龍氏が発行するメールマガジン)に寄稿された北野一さんの文章にあったのでそれを以下に引用します。
 

情報収集は、基本的に、人それぞれにあったやり方をすれば良いと思います。自分の中にあるルールは一つだけです。アウトプット1単位に必要なインプットはその100倍。

1000字のレポートを1枚書くなら、必要な情報は1000×100=10万字です。10万字は、だいたい本一冊分です。その本一冊分の情報をまさに読書という格好で得るのか、他人との会話を通して得るのか、テレビ等から得るのか、ネット空間から拾い集めるのかは、その人次第だと思います。

いずれにせよ、このアウトプット・インプット比率だけは、どんなことがあっても守る。その作業を効率的にこなせるなら、タブレット型端末を使えばよいでしょう。

なお、このアウトプット・インプット比率は、人それぞれで、100倍というのは、私の経験則です。この比率を習得するために、我々は、学生時代に、試験を受けているのではないかとさえ思います。合格点を取るためには、事前に教科書を何回読めば良いのかという自分の歩留まりを知るためです。素晴らしく頭の良い人は一回読めばいいし、そうでないなら何度も読めば良い。

― 北野一:JMMへの寄稿「スマートフォンタブレット型端末の活用方法」(2012年10月10日)より引用


SEO的に強いとされる1000文字以上の記事を書くことを考えると、1本あたり本一冊(10万字)程度のインプット(もしくは知識や経験などの下地)がないと書けないことになります。

一方インタビューの場合、アナウンサー400字の原稿を1分で読むと言われているので100,000÷400=250分、すなわち4時間ちょっとのインタビューが必要になる計算になります。「100,000字インプットで5,000字アウトプット」と書いていらっしゃる方も居るので、これは小論文や識者の寄稿での話であって、まとめ記事を書くぐらいであればこれほど多くのインプットは必要ないかもしれませんね。

いずれにしても楽して良質なコンテンツを生み出す(アクセスを稼ぐ)、錬金術のようなことはできないわけで、かといって時間も有限です。ですから事前に「何を書くのか」「そのために何をインプットしている必要があるのか」をきちんと考えることが重要だと言えると思います。

デジタル音源の聴き方とホットパンツ

明けましておめでとうございます。
2016年はBrexitやTump大統領当選など激動の一年でしたが、2017年は更にそれを上回る激動の一年になりそうですね。今年は昨年以上に世の中の流れに敏感に、気を引き締めていきたいと思います。

さて、年発年始と実家の大阪に帰省しておりました。今回はクルマで帰省したのですが、片道約6時間かかるのでiPhoneに用意しておいた音楽をずっと流していました。普段はSpotifyで音楽を聴いているのですが、そこで気になった音楽をネットで調べてダウンロードしています。昔はTSUTAYAでCDを借りてきてPCに取り込んでいたのですが(更にその昔高校時代はMDに、小中学校時代はカセットテープに記録していましたw)、お目当てのCDが店頭に並ぶまで待ちきれないので、最近はもっぱらiTunesかGooglePlayで購入してiPhoneに入れています。

私は使用しているPCがMacスマホiPhoneなので普段はiTunes Storeを使うのですが、たまに曲が見つからないときはGoogle Play Musicを使います。Google Play Musicだとどんな曲でも大概見つかるのでかなり安心感が有ります。iTunesは邦楽がいまいち弱いかなという印象です(自分はPerfumeファンなのですが、iTunesでは配信されていないのが残念です)。

音楽を再生するプレーヤーは「ONKYO HF Player」を使っています。理由はイコライザ機能が充実しているから。ハイレゾ対応のヘッドホンやポータブルアンプなど、色々試しましたが最終的には「イコライザの設定が細かくできること」が一番重要なんだと思っています。

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確かにヘッドホンやポータブルアンプを使ったり変えたりすれば音は「良くなった」を感じるのですが、理想の音には人それぞの好みがありますし、それはたまたま好みの音に近いことによる部分が大きいと思います。なのでデジタル音源を聞く場合、最終的にはイコライザがどれだけ細かく設定できるかが「理想の音」を手に入れるための近道なのではないかなと思っています。

というわけで普段はSpotify、しっかり音楽を聴くときや移動中はONKYO HF Playerを使うのが最近の私のスタイルです。ちなみに再生環境はONKYOのカスタムIEM「IE-C2」と、SONYのワイヤレスワイヤレスオーディオレシーバー「MUC-M2BT1」を使ってます。iPhone7からイヤホンジャックなくなってしまったのをキッカケにワイヤレス化してみたのですが、ケーブルレスなのは超・快適でオススメです。

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最後に、新年早々ビビッときた『The Hotpantz』について(すいません、タイトルは半分釣りですw)。SpotyfyのCMでバックで流れているクリスマスソングがあって、「これ歌ってるの誰だろうな」と思っていたのですが、ようやく『The Hotpantz』の「Jingle Mingle Lovers」だと分かりました。

何が良いかというと、まずはボーカルの女の子の声。軽やかで可愛らしく、良い感じです。あと歌詞に英語が多用されているのですが、よくある「日本人の鼻につくような英語」ではないので違和感なくスッと耳に入ってきます。

検索してもまだあまり情報は出てきませんが、「ポップミュージックの再発見」をコンセプトとした"Geek Electro Pop"な多国籍メンバーからなるグループだそうです。
今後の活躍に期待ですね。それでは。

The Hotpantz - Jingle Mingle Lover

www.youtube.com


The Hotpantz - Nowhereland [type A] (Official Music Video)

www.youtube.com

ISSEY MIYAKE "W AUTOMATIC" と和田智氏トークイベント

2016年10月7日(金)、「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA」で開催されたISSEY MIYAKE WATCH “W”シリーズのデザイナー・和田 智氏のトークイベントに参加してきました。

その場でウレタンバンドモデルの「NYAE003」を購入。恐らく日本で一番最初にこれを購入させていただいたのは私だと思います。つまり世界で記念すべき第一号購入者です(笑)
さらに時計が入っている商品ボックスにも和田智さんのサインをいただいてしまい、感謝感激です。


和田さんご自身でも「30万円ぐらいで販売していてもおかしくない」と仰るほど、ハイクオリティで素晴らしいデザインの時計だと思います。

この無駄なものを削ぎ落とした素朴な感じが素晴らしい。トークショーでは和田さんのこの時計に込めた想いや世界観、そしてデザイン哲学などについて知ることができました。私にとっては"Living Legend"なる方ですので、これ以上表現のしようがあまり思いつきません。

とにかく本日10月8日(土)発売です。気になる方はぜひ店頭で見てみてください。デザインする過程で考えたことを私は聞くことができたので尚更そう感じるのですが、商品カタログのコピーからも、和田さんのデザインの裏にある想いがきっと何かしら感じられるのではと思います。

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