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日々の気付きや考えの記録です

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3.11復興ボランティアで感じた「希望」

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8月8日〜13日までの5日間、宮城県南三陸町でボランティア活動をしてきました。

南三陸町は、神体山(しんたいさん)である田束山(たつがねさん)やリアス式海岸志津川湾など非常に美しい自然のある町。そこにあるボランティアセンターから保健所や一般家屋などに向かい、瓦礫の撤去を行いました。

自然と身体の中から沸き上がる不思議なエネルギーのおかげで、張り切り過ぎて身体的にはかなりキツかったですが、目に見えて瓦礫の山が片付いて行く光景と、全員が助け合って全員が力を合わせて「今回の大震災と大津波から立ち上がろう!」という、言葉には出さないけれども不思議な一体感。今までに感じた事の無い不思議な一体感で、全身が震えるほど感動的でした。

もちろん中にはダラダラと作業をしたり、無理をして身体を痛めてしまう人、被災現場の写真をパシャパシャ撮る心ない人も居ました。でも誰もそういう人を排除しようとはしない。きちんと注意はする。でも決して「排除」しようとはしない。

私はそこに人間としての大きな「愛」を感じました。
不要な人間なんて一人たりとも存在しない。
空のように大きくて広く、
海のように大きくて深い、
大きな大きな「愛」。

この無限の「愛」は一体どこからくるのでしょうか?
家族や財産や大切なものをすべて失った代わりに得られたものなのでしょうか?
どこから沸き起こる「愛」なのか今の自分には分かりませんが、この大きな「愛」があれば必ず南三陸町は立ち直れる。強くそう感じました。

村上龍氏は「全てを失った日本が得たものは、希望だ。」と大震災直後のニューヨーク・タイムズに寄稿した文章の中で言っていましたが、自分も今はよりリアルにこの言葉に「そうだ」と頷けます。

全てを失った日本が得たものは大きな人間としての「愛」で、それが未来への希望だ。
そう感じた5日間のボランティア活動でした。

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